イギリスの大学の制度について

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みなさんこんにちは!

この記事を読んでわかること(5分程度で読めます)
✅イギリスの大学の制度がわかる
✅イギリスの大学の年ごとの特徴がわかる
✅日本の大学との違いがわかる

今回は、簡単にイギリスの大学制度を、わかりやすく日本と比較しながら説明したいと思います。

一言で表すとイギリスの大学は国内大学と比較して、「全体としてコースが短く、専門的」な大学です。

詳しく説明していきます。

学部は3年間、修士は1年で終わる

国内大学の学士号課程は4年制であるのに対し、イギリスの大学は3年制です。(医療、建築系など一部の学部を除く)

これは、両国の高校の制度の違いから生まれるもので、日本の大学は1,2年次に一般教養課程を3,4年次に専門課程を行うのに対し、イギリスでは一般教養課程が高校に組み込まれているため、大学では全て専門課程となり、一つの学部に絞らなければいけないためです。

そのため、専門科目を深く学べると言うメリットがある一方でアメリカや日本のように学びたい科目が変わっても、コースを変更しにくいというデメリットもあります。

3年間で1つの学部を深く学ぶことで、卒業するときには、その1つの分野にとても詳しくなることができます。例えば、筆者は政治経済哲学を学んでいます。1年目で、簡単な政治経済哲学の基礎を学び、2年目3年目になるにつれて、専門的な内容が増えていきます。筆者の学んでいる学部だと、ほとんどの人が、政治、経済哲学の中から2つ専門分野を選び、深ぼっていきます。ちなみに筆者は哲学と経済を選びました。

こういったところが日本であったり、アメリカのリベラルアーツと一番違うところです。

さらに、修士は1年で取ることができるため、世界中からたくさんの人が修士を取りに訪れます。なので、必然的に学部よりも修士の方が日本人比率は高いです。

ファウンデーションコース

ファウンデーションコースとは簡単に言えば1年目の準備・予科コースです。

上に書いたように、イギリスでは大学に教養課程がないため、日本人は(IB,Alevel以外)基本的にこのファウンデーションコースで1年を過ごすことになります。ほとんどの大学にはこのコースがついており、出願をする必要性があります。そして、1年目が終わり次第、自動的に専門課程へと進むことになります。(あまりにひどい成績を取ればドロップアウトとなります)

つまり、1+3で日本と同じく4年で卒業することになります。

簡単に図であわわすと以下のようになるので参考にしてみてください。


また次の機会に1年目の様子や、専門科目を絞ることのメリットでメリットについて、詳しく書いていきたいと思います。

少しでも何か気になったことや、聞きたいことがあればメッセージをいただけると嬉しいです!

コメント

  1. 楠永聡陽 より:

    突然の連絡を失礼致します。
    キングスカレッジロンドンに進学して歴史学を学ぶ事を志望しているのですが、キングスカレッジロンドンを志望する者はどの機関のファンデーションコースに入学する事がお勧めなのか、また、ファンデーションコースを提供する機関からキングスカレッジロンドンにどのくらいの確率で進学できるのでしょうか?
    キングスカレッジロンドンに入学するまでの過程に関しての事を詳しく教えて頂けると幸いです。
    何卒宜しくお願い致します。

    • そういち より:

      コメントありがとうございます!返信が遅れてしまいすみません。歴史学素敵ですね。
      ファウンデーションコースに行く場合、(つまりAlevelを受けていない場合)はキングスの付属のファウンデーションコースが一番おすすめで、入学確率が高いです。正確な人数は発表されていませんが9割以上、ほとんどの人がそのまま学部に上がることができると聞きました。
      また詳しい記事を書きますね。応援しています!

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